雅夢はデビューの翌年、81年にオリジナル・アルバムを2枚出していました。
1st.アルバム「夢つづり」は、ちょうど春を迎える頃。
その7ヶ月後に出た2nd.アルバム「風花」は、冬になる前でした。
そんなアルバムの1曲目です。
オーケストラ(がメイン)の演奏と”同録”だったそうです。
イントロも含めて、クラシックの色合いが濃い曲です。
私がこの曲から受ける印象って、ささめ雪のイメージじゃないんです。
身と心に痛く響く雪、そんな感じです。
ところで――
雪国では、降雪でも吹雪く時があります。
安全のために、バスやJRや電車などが運転を止める場合もあります。
当然、生活面にも少なからず影響します。
数年前にも起きました。
その時、所要で母と出かけていました。
降雪量はけっこうあって、それでもまだ何とか大丈夫でした。
その場所から出る頃には、かなり吹雪いていました。
これはマズイな、とは思いました。
別の場所に行くことになっていたのです。
案の定、公共交通機関はほとんどストップしていて困りました。
母の知人に連絡して車で迎えに来てもらいました。
待っている間、やみそうにもない吹雪を眺めていたのです。
「雪よ降れ」のサビが浮かんできた、と思う間もなく。
「風雪ながれ旅」の紙ふぶきにドリフの落葉コント。
(ドリフの落葉コントは、「ドリフ大爆笑」でやっていました。
高木ブーさんが、電話boxの中で「♪枯葉よ~」と歌うやつ。
上から沢山の落葉がドサッと落ちて、高木さんが埋もれてしまう。
そんなオチです。)
この3つが立て続けに頭の中に浮かんできたのです。
そして、頭の中では「雪よ降れ」のサビのリフレイン状態。
あの時は、名曲が嫌味に思えてなりませんでした。
「♪ゆ~き~よ(これ以上orあまり)ふ~るな~!」と(笑)。