70年代から80年代(90年代以降は、はてな?)にかけて。
月刊明星の別冊で、年に数回発行のヘアカタログがありました。
書店で売られているのはもちろん、美容院にも置いてあったものです。
当時の人気アイドルの、インタビュー記事と髪型の写真がメインでした。
ビジュアル面でも影響を与える立場の彼ら。
○○さんのように、と憧れたりなんかして。
店でページを開いて、お願いした人も多かったことでしょう。
私もありました。
高校時代のある時、美容室のカット席でヘアカタログを見ていました。
同年代の女性アイドルの髪型が、無難なショートボブでした。
(パーマはかけてなさそうに見えたけれど・・・?)
校則に引っかからないように、彼女っぽくしてもらいました。
何せ、段カットさえもはばかられたくらいだったもの。
彼女が在籍していた高校も、うるさかったようだけど・・・。
ヘアカタログに数年“出演”していたアイドルもいました。
髪型の変化を見るのも面白かったです。
ちなみに、月刊明星の付録としても、何度かその類のものがありました。
アイドルだけじゃなく、ロックからはツイスト時代の世良公則さんも。
世良さんより以前の付録を見ていて、未だに謎なのがあります。
リーゼントだった頃の宇崎竜童さんが使っていた整髪料です。
記事には本来は整髪料として使うものではない、とありました。
でも、ポマードとは違って水で簡単に落ちる、そうな。
何に使うものだったのやら?
宇崎さんが掲載された時の監修者が、“ヘアデザイナー”の方でした。
ロング、セミロング、ショート。
どこまでがロングで、あるいはセミロングで、そしてショートなのか。
我々と専門家とでは、見方が違うのでしょう。
この人はショートだと思っていても、セミロングだったり、とか。